10月26日(月)に、当園で初めてアフリカタテガミヤマアラシの赤ちゃんが誕生しました。
赤ちゃんは1頭で、元気な男の子です。
茶臼山動物園でのヤマアラシの飼育は、今から5年前の2010年7月6日に、盛岡市動物公園から当時10歳になる「ツクツクさん」が来園したのが始まりで、2012年には秋田市大森山動物園から「チャーハンさん」が、2013年には東武動物公園から「アマギくん」が、今年の3月には「アマギさん」との動物交換で甲府市遊亀動物園から「アカギくん」が来園し、繁殖に向けてのペアづくりを着々とすすめておりました。残念ながら古株の「ツクツクさん」は今年の4月に老衰のため亡くなってしまいましたが、「アカギくん」と「チャーハンさん」とで無事ペアを組むことができ、このたび飼育6年目での待望の赤ちゃん誕生となりました。
ヤマアラシの妊娠期間は100日前後で、ふつう1~2頭の赤ちゃんを産みます。
赤ちゃんの体重は300~400gほどで、生まれたときにはすでに毛が生えており目も開いています。歩くこともふつうにでき、生まれてすぐにお母さんの後を追って移動することができます。
今回生まれた赤ちゃんも、一生懸命お母さんの後をついて歩き、お母さんの姿が見えなくなると、大きな声で鳴いて、お母さんを呼んでいます。
赤ちゃんの一般公開は、11月14日以降の午前10:30から11:00と午後13:30から15:00までの時間で、天候の良い暖かい日に限って放飼場に親子で展示する予定です。
また、モニターを設置して、舎内にいる親子の映像も公開予定です。
ヤマアラシの展示は冬季は中止となりますので、ぜひ11月中に会いに来てくださいね!
※動物の体調、天候の具合などによって、事前の予告なしに赤ちゃんの展示を中止、変更する場合もありますので、あらかじめご了承ください。(天気が良くても気温の上がらない日などは展示を中止します。)