冬のレッサーパンダ模様

新レッサーパンダ舎がオープンして二ヶ月が経過し、育児中のため、最後まで旧レッサーパンダ舎にいたセイナ母さんとサラ・ノン・ジジの三つ子たちも、12月24日(木)に、とうとうお引越しを完了しました。引越し後は、新しい環境に慣れさせるため、動物舎の部屋のなかで一週間ほど飼育し、一般公開は新年一月一日からとなります。

この最後の移動のため、一日からの一般公開では、これまでの運動場と個体との配置が大幅に変わることになるかもしれません。

まず、サラ・ノン・ジジの三つ子たちは、セイナ母さんから独立して、三頭だけでソラとララがいた屋内展示場の運動場に移動します。
セイナ母さんはといいますと、旦那さんのキキと一緒に、屋内展示場のロンがいた運動場に移動します。
ということは、いままで屋内展示場にいたソラ・ララ・ロンは必然的に屋外の運動場に移動することになります。

屋外の運動場のほうは、今のところどのような配置になるのかはまったく未定ですが、どうやら風鈴だけは今の運動場のままのようです。担当者いわく「風鈴のあの場所は不動ですよ(ニヤリ)」とのこと。
あとの配置は、いろいろと試行錯誤で場所を変えて、それぞれの相性を見て決めるとのことでした。
今年は、キキ・セイナ夫婦のほかに、新たにチャオ・アジサイペアーと、チャオ・ココロペアーの新たな夫婦を形成する予定ですので、その成り行き次第で、今年の冬は、いろいろな配置が見られることでしょう。

あれ? ということは、来年の六月は、うまくいくと三頭の母さんパンダが出産することになるのかもしれませんね。それぞれが全部三つ子だったりすると…、赤ちゃんは全部で、きゅっ、きゅっ、九頭!ってことにもなるかもしれません。ウ~ム、考えただけでプルプルです(笑)。

まあ、なんにしても冬はレッサーパンダの季節です。新レッサーパンダ舎で迎える初めての冬ですので、大雪が降ったり、池が凍ったりしたときに、どのようなことになるのかは未知の部分も多々ありますが、今年の冬はいろいろなレッサーパンダ模様が楽しめると思いますので、冬の茶臼山に、是非遊びに来てみてくださいね。

(写真は、不動の四番「風鈴さん」何かを模索中!)

動物園のクリスマス2009

毎年恒例になっております動物園のクリスマスイベント「動物園のクリスマス2009」を今年も12月23日(水)に開催いたします(詳しいイベントスケジュールは下の「ちゃうすやまニュース」をチェックしてください)。

今年の内容は、
「1」いろいろな動物にエサをあげられる「動物たちにクリスマスプレゼント」。この日にしかエサをあげられない動物もいるから要チェックだよ。
「2」参加すると2010年版動物園オリジナルカレンダーがもらえる「クリスマス撮影会」。茶臼山動物園カレンダーをゲットできる最後のチャンス。
「3」毎度おなじみの「トナカイポニーに乗ろう」。
などです。

三つ子のレッサーパンダの赤ちゃんも旧レッサーパンダ舎での最後の展示となります。
動物たちもクリスマスイベントに向けて準備万端です。後は当日の天候が良いことを祈るばかり…。是非、遊びに来てくださいね。

悲しいお知らせ 「トコ」さようなら

当園で飼育していましたベンガルトラのメス「トコ」が、12月10日未明に死亡いたしましたのでお知らせいたします。

5月の動物情報にも登場した「トコ」は、1990年10月6日に愛媛県の愛媛県立とべ動物園で生まれました。1994年3月17日、3歳5ヶ月の時に茶臼山動物園に来園し、以来15年間、茶臼山動物園の人気動物として活躍してくれました。「トコ」は赤ん坊の頃に人工哺育で育った経緯があり、そのため非常に人懐っこく、飼育員や顔なじみの入園者を見つけると、檻に自分の顔をこすり付けて甘えた声で挨拶をしたりすることや、その人懐っこい穏やかな顔が「トコちゃんスマイル」として親しまれ、多くの入園者の皆様に愛されてきたトラでした。しかし、最近は寄る年波には勝てず体つきもかなり痩せてきており、一ヶ月ほど前から食欲が落ち始め、一週間前からエサを食べず寝室で寝たきりになっていました。10日の朝、飼育員が寝室に様子を見に行った時には穏やかな顔で眠るように亡くなっていました。トラの平均寿命は、飼育下で15年から長くても20年ほどといわれておりますので、見事な大往生だといえます。

 なお、茶臼山動物園で12月5日から入園者の皆様に配布した2010年のカレンダーのモデルになっているのが「トコ」です。咆哮する迫力のある姿は、なんと亡くなる一ヶ月前の雄姿です。残念ながら写真のような元気な姿はもう見ることが出来ませんが、長寿で人懐っこいおばあちゃんトラとして、長い間入園者の皆様に親しんでいただきました「トコ」を忘れないために、茶臼山動物園にとって思い出の貴重なカレンダーとして大事にしたいと思います。

これまで皆様には「トコ」のことを本当に可愛がっていただき誠にありがとうございました。長きにわたり動物園を支えてくれた「トコ」の安らかな眠りを、皆様と共に心より祈りたいと思います。

ホルスフィールドリクガメの繁殖賞(人工)を受賞しました

茶臼山動物園では、2005年からホルスフィールドリクガメの飼育を開始しました。現在、オスが1頭(名前:ウンコフスキー)とメスが3頭(名前:プチャーチン、コマちゃん、コモロちゃん)の計4頭を飼育しておりますが、メスの「プチャーチン」が2007年9月に産卵した2個の卵のうちの1個が、2007年12月13日に人工孵化し、このたびこの個体が、日本動物園水族館協会から人工繁殖に成功したということで繁殖賞を受賞しました。

この個体は、元気にすくすくと成長しており、今では甲長が10cmほどになりました。名前も「キリル・ラックスマン」というカッコイイ?名前になりました。オスメスは、まだ不明です。
現在、カメ舎において、協会からいただいた繁殖賞の盾と今年の4月に人工孵化した2頭のホルスフィールドリクガメと共に展示しております。動物園にお越しの際はチェックしてみてくださいね。

繁殖賞とは?…社団法人日本動物園水族館協会加盟園館における飼育下での繁殖技術の向上とその蓄積が生物学的記録の一つとして学術的に寄与することを目指して制定されたもので、協会加入園館において飼育動物の繁殖に成功し、かつ、それがわが国で最初であったときに、理事会の承認を得て、繁殖賞が授与されます。
(1)飼育動物が自然に繁殖したもの。
(2)人工繁殖(人工哺育を含む)したもの。
(3)人工授精で繁殖したもの。
(4)繁殖動物は繁殖後6ヶ月以上生存しなければならない。

(社)日本動物園水族館協会とは?…国際的な視野に立って、自然や貴重な動物を保護するためにできた、日本国内の159園館からなる動物園や水族館の集まりです。ひとつひとつの動物園や水族館でできないことを協力して行っています。

コノハズクの展示を開始しました

写真の鳥は、コノハズクといって日本にいるフクロウの中で最も小さなフクロウの仲間です。日本各地に分布し、ふつうは夏鳥として4月頃に温かい南の地方から日本にやってきます。鳴き声が「仏法僧(ブッポウソウ)」と聞きなされることでも有名な鳥です。

写真右側がオスの「ミノ」、左側がメスの「チャウ」といい、2羽とも、羽根の骨折のため野生傷病鳥獣として動物園に保護され今まで動物園のバックヤードで飼育しておりましたが、このたび11月10日から、「郷土の野鳥コーナー」で一般に公開しております。
写真で見る限り、2羽はなんだか別の種類の鳥のようにも見えますが、コノハズクには、こげ茶色のタイプと赤みの強い茶色のタイプの二種類がいるようで、2羽はそれぞれのタイプなのです。

コノハズクは、6~7月頃に産卵します。動物園でも、2羽をつがいにして繁殖を目指していますので、今回のコノハズクの展示は繁殖期前の春頃までの予定です。
とても小さなフクロウですが、フクロウ独特の風格のある容姿と雰囲気をかもし出しています。是非、この機会にじっくりと観察してみてくださいね。

ジェフロイクモザル「グッチ」

現在、茶臼山動物園のクモザル池には3頭のクモザルがいます。
オスで一番威張っていますが、実はちょっぴり臆病者の「ナルト」(1995年1月18日上野動物園生まれ)と、一番年上のおばあちゃんでマイペースの「クリーム」(1984年11月16日茶臼山動物園生まれ)、そして8月7日(金)に山梨県の甲府市遊亀公園附属動物園から「ナルト」のお嫁さんになるべくやって来た「グッチ」(2005年9月2日遊亀公園生まれ)です。

「グッチ」は、人懐っこくて、とても元気でよく動くかわいらしい女の子です。現在、「ナルト」とは檻越しでお見合い中で、「クリーム」と一緒に暮らしています。「クリーム」は、どちらかというとマイペースで一人でいることが多いですが、その「クリーム」とも仲がよく、2頭でグルーミングをしたり、「クリーム」の後を追いかけたりして遊んだりしています。
実はこの2頭は、伯母と姪の関係にあたります。「クリーム」のお母さんだった「プリン」は生涯に5頭の子供を育てましたが、一番最初の子が「クリーム」で、3番目の子が「グッチ」のお母さんの「チャーミー」で遊亀公園へお嫁さんとして行きました。その「チャーミー」が遊亀公園で生んだ子が「グッチ」なのです。「グッチ」にとっては、母親の生まれ故郷に里帰りしたことになります。
「グッチ」も早く茶臼山の生活と「ナルト」になじんで、おばあちゃんの「プリン」のように長生きで子育て上手の立派なお母さんクモザルになれるようクモザル担当者のSさんも期待しています。

さて、「グッチ」と肝心の「ナルト」との愛称はというと、最初の頃は、「ナルト」が臆病ゆえに「グッチ」のしっぽにかみついてしまったこともありましたが、今では檻越しのお見合いでだいぶ距離が縮まってきたような感じがします。
担当者によると、11月に入ったら3頭を一緒にしてみたいと考えているようです。お見合いの成果が出て、うまく3頭をミックスできると良いですね。
みなさんもクモザル池を見るときは3頭が一緒にいるかどうか気にして見てみて下さいね。3頭が一緒なら「ナルト」と「グッチ」のお見合いが成功したということですから!

祝!新レッサーパンダ舎完成

皆さん、お待ちかねの新レッサーパンダ舎がいよいよオープンです!
10月8日(木)にオープニングセレモニーが執り行われ、入園者の方々には10時30分から新レッサーパンダ舎のお披露目をいたします。

新レッサーパンダ舎は、動物園北口ゲートを入ってすぐの場所にあり、運動場12ヵ所(うち屋内運動場4ヵ所)、寝室18室(旧レッサーパンダ舎は7室)の規模をほこります。現在、当園のレッサーパンダは三つ子の赤ちゃんを含めて12頭いますが、18頭ぐらいまで飼育頭数を増やし、国内最大級の飼育頭数を目指します。
新レッサーパンダ舎のコンセプトは、入園者の皆さんにレッサーパンダをより間近に、より自然にご覧いただけるよう目指しております。
屋外運動場は、なるべく生息域の植生を再現し、きょくりょく人工物が目に入らないようにしています。小川をつかった運動場、自然の樹洞の中の巣穴を再現した運動場、大きな樹木の運動場などがあります。
屋内運動場の方は、逆に人工物を多用し、レッサーパンダを四方八方360度からご覧いただけるように工夫しております。おそらく国内では初であろうお客さんが運動場の中に入れる屋内展示場になっており、その展示内容はレッサーパンダファンの皆さんにも充分満足いただけることでしょう。たぶん…。

どこの動物園よりもレッサーパンダを間近に見られるという茶臼山動物園の伝統を守りつつ、さらに進化した新レッサーパンダ舎を見に来てくださいね。
また、新レッサーパンダ舎の展示内容は、オープニング時の様相で完成ではありません。日々、試行錯誤を重ねてどんどん進化させていくつもりです。皆さんの感想やアイデアを聞かせていただけるとうれしいですね。

レッサーパンダの赤ちゃん情報

9月14日(月)から一般公開が始まった三つ子(オス1頭・メス2頭)の赤ちゃんたち。元気に遊んだり、お母さんの後をついて歩いたりすみっこでお休みしたりと、だいぶお外にいる時間が長くなってきました。

3頭の中で一番体の色が白っぽく、目が小さく右耳がやや前に傾いているのが男の子で、いつも眠たそうであまり動かないのんびりやさんです。現在、体も一番小さいです。でも、兄弟で遊ぶ時は、小さな口を大きく開けて女の子たちに負けず遊んでいます。

2頭の女の子たちのほうは、顔がそっくりで、担当者も一瞬区別がつかないこともあるくらいです。
体や顔の茶色がもう1頭より濃いほう(女の子A)は、人懐っこくおっとりした性格です。薄いほう(女の子B)は、人懐っこいですが、ちょっとだけ気の強いところもあります。2頭ともお母さんに似て美人?パンダです。

赤ちゃんたちは、すくすくと成長して毎日いろいろな表情・しぐさを見せてくれます。是非ともみなさん、かわいらしい赤ちゃんたちを見に来てくださいね。
10月8日(木)は、新レッサーパンダ舎オープニングセレモニー、10月17日(土)18日(日)の秋の動物園まつりでは名前募集や楽しいイベントもありますからね!

(写真は、左が男の子で、右が女の子Bです。)

レッサーパンダの赤ちゃん一般公開!

平成21年6月19日(金)に誕生したレッサーパンダの三つ子の赤ちゃん(オス1頭・メス2頭)が、自分自身でようやく歩けるようになり、一般公開をすることができるようになりました。8月末頃から巣箱カメラのモニターに赤ちゃんの姿が映らない時間が増えてきて、この頃はまだカメラの映る範囲から少しだけ外に出ていただけだったのですが、最近では、巣箱から出て兄弟でじゃれあう姿が見られるようになりました。

一般公開は、9月14日(月)からです。始めのうちは、朝10:00~10:30と夕15:00~15:30の時間帯に15分~30分程度公開し、徐々に慣らして公開の時間を長くしていきます。
10月17日(土)・18日(日)の「秋の茶臼山動物園まつり」には、一日中公開する予定です。なお、赤ちゃんの名前は、この動物園まつり期間中に来園者の方から募集します。
いよいよお披露目です。かわいい三つ子を是非見に来てくださいね!

※赤ちゃん一般公開の場所は、旧レッサーパンダ舎の真ん中の運動場(いつもはキキお父さんのいた所)です。公開時間は、天候や赤ちゃんの体調により変更になる場合がありますのでご了承ください。

※キキ・ロン・ソラ・ララの4頭はすでに新レッサーパンダ舎へお引越ししました。その他の個体も新レッサーパンダ舎オープンまでにお引越しします。セイナお母さんと赤ちゃん達は、しばらくは旧レッサーパンダで暮らします。

ビントロングがやって来た!(最終回)

7月25日(土)から開催しました2009特別展「夜の動物たち」も、9月6日(日)をもちまして無事終了することが出来ました。
期間中、多くのお客様に会場へ足を運んでいただき、また、多くのご声援等をいただきましたこと誠にありがとうございました。
写真は、特別展エンディングにあたって9月5日・6日の両日におこないましたビントロング「中トロ君」のお散歩タイムの様子です(どっかで聞いたことのあるネーミングですが…)!

お借りしていた動物たちは、9月7日に東京動物専門学校さんへ帰っていきます。
大トロさん、中トロくんもさわやかな思い出とほのかな枝豆の匂いを茶臼山へ残して、学校へ帰って行きます。ありがとうビントロング、また茶臼山動物園へ遊びに来てくれることを願っております。

ビントロングがやって来た!(その5)

私たち哺乳類の目は、カメラの仕組みによく似た「カメラ眼」というタイプで、基本的には同じようなつくりになっているそうです。
目の中には、光や色を感じることができる細胞「視細胞」があります。「視細胞」には、すい体細胞(色を感じる細胞で、感度が低いので多くの光が必要)とかん体細胞(光を感じる細胞で、感度が高いので少ない光で大丈夫)の2種類があり、夜行性動物にはかん体細胞が多いため夜目がききます。

私たちヒトは、明るい場所から夜行性館のような暗い場所に入った場合、すい体細胞からかん体細胞へ切り替わるのに少し時間がかかるので、はじめのうちは暗闇のなかではよく目が見えません。
ビントロングの展示場所の前で、「どこにいるの?」というお客さんの声を耳にすることがよくあります。全身が真っ黒とはいえ、あんなに大きな生き物が1~2メートル前に2頭もいるのに気づくことが出来ないというのは、正直おどろきです。でもね、見えないからといって、ほんの何秒かであきらめてしまうのは、非常に残念なことです。茶臼山の展示方法は、ガラスと網を併用して、ビントロングにもさわれてしまうような「中トロくん」と「大トロさん」だからこそ可能な展示方法なんですよ。実は、とっても大胆で、他の動物園の飼育員さんが見れば、ビックリするような展示方法なんです!

そんな大胆な展示方法を充分堪能するには、ビントロングの前で何分かねばって見てみることをお勧めします。
まずは、目が慣れるまでは、視覚ではなく、嗅覚でビントロングを楽しみましょう。きっと、枝豆のようなビントロングのにおいを感じることができますよ。
静かに耳をすませていれば、ビントロングの吐息やうなり声、ガサガサとした動く音が聴覚で楽しめるかもしれません。
やがて、目が慣れてくれば、折り重なるように2頭で木の根元で仲良く休んでいる「中トロさん」と「大トロさん」のやさしい顔がきっと観察できますよ。
そのように少しじっくりと夜行性館を楽しんで見てもらえれば、もしかしたら、「中トロくん」が網の前までやって来て、触覚で楽しめちゃうかもしれませんね。

夜行性館というのは、どちらかというと動物が大好きな大人の方向けの施設です。今回の特別展「夜の動物たち」も、そんな動物園通で動物の見方をよく知っている方たちにじっくり楽しんでいただければうれしいです!

ビントロングがやって来た!(その4)

8月10日~16日、今年もサマーナイトZooのシーズンがやって来ました。開園時間を夜の9時30分まで延長して、皆様のお越しをお待ちしております。

さて、サマーナイト期間中の特別展「夜の動物たち」はどうかといいますと、もちろん、夜の9時15分まで会場を開放して、ご覧いただけるようになっています。
ただ、特別展の会場は、夜行性館として「昼夜逆転」の展示方法をしていますので、夕方の6時までは、通常どおり会場内を暗くして夜の様子を再現しており、6時以降は会場内を明るくして、昼間の様子にいたします。

ということは、夕方6時以降に特別展を見に来れば、ビントロングさんを明るい場所で存分に堪能できてしまうわけです(お得)。

特別展会場内が薄暗くて、「恐くて入れな~い」といっていたボク、「暗くてよく見えな~い」と目が慣れる前にさっさととあきらめてしまったキミ、フラッシュが使えないからシャッター速度を4秒にして苦心して写真を撮っていたそこのアナタ、そうアナタですよ!
サマーナイト期間中は、ビントロングをおなかいっぱい満喫するチャンスですよ。この機会にビントロングの写真をいっぱい撮ってみてね。

ビントロングがやって来た!(その3)

今回、特別展のために茶臼山動物園にやって来てくれたビントロングさんは2頭で、右側の体の大きいほうが「大トロさん」、左側の体の小さいほうが「中トロさん」です。

ビントロングは、オスよりメスのほうが体がおおきいそうです。茶臼山のビントロングも「大トロさん」がメスで、「中トロさん」はオスです。2頭は兄弟で、12歳ぐらいになります。

「中トロさん」は、非常に人懐っこくて、さわることが出来ます。のどの辺りをかいてあげると、「ウゥ~」と声を出して気持ち良さそうな顔をします。たまに、展示場のトビラを開けてあげると、よろこんでお散歩しに外へ出てきます。
そんな人懐っこい「中トロさん」ですが、初めてさわったときは、かなり勇気がいりました。「人に慣れていて触れるよ」とは聞いていたのですが、あの真っ黒で大きな体とするどい眼光、口から出ている犬歯はやはり迫力があり、頭をなでようとすると、なぜか鼻にシワをよせるので、初めてさわるまではかなり緊張しました。ビントロングを初めて見た人は、あの風貌でかなり恐そうなイメージを持つのではないでしょうか。でも、よく見ると、とてもかわいい顔に見えてきますよ。

人懐っこい「中トロさん」ですが、体の一部分をさわられると性格が豹変するところがあります。どこだか分かりますか?

それは、「しっぽ」です。しっぽをさわられると、あの人懐っこい「中トロさん」が、「シャー」といって牙をむいて怒ってきます。ビントロングにとって、あの大きなしっぽは、非常にデリケートな場所なんでしょうね。
あと、「中トロさん」は、小さな子供も苦手なようです。これは、動物全般にいえることですが、やっぱり動物も何をされるかわからないという雰囲気を小さな子供からは感じとるんでしょうか(笑)

「大トロさん」のほうは人が近づくと、遠くでバイクが走っているような声を出して威嚇します。頭をなでようとすると、うなったままさわらせてくれます。さわられるのはイヤなんでしょが、さわってもかまないのは立派です。そっとしといてあげましょうね。

ビントロングさんは、暗くても眠っていることが多いですが、午後は、比較的活動しています。エサの時間も午後2時から3時ごろにあげていますので、ビントロングファンや一度見てみたいと思っている皆さん、それとにおいフェチのあなた、そうあなたです。行くなら午後がお勧めですよ!

ビントロングがやって来た!(その2)

みなさんは、ビントロングという動物を知っていましたか?
日本では、ほとんど馴染みのない動物ですよね。それもそのはず、国内の動物園でも、5園館で10頭しか飼育されていません。

ビントロングは、その姿、形や鳴き声などいろいろおもしろい話題があるのですが、それはまた後日にして、今回はビントロングがかもし出す“におい”についてお話したいと思います。

ビントロングは、ジャコウネコ科の動物です。ジャコウネコ科というと、日本ではハクビシンぐらいしかすんでいませんが、ジャコウという名前のつく動物は結構いて、それぞれ独特の強いにおいを発します。有名なところでは、ジャコウジカがいます。
ジャコウジカのオスには、「じゃこう腺」というにおいを出すところがあり、そこから強いにおいを分泌しています。

一方ビントロングの場合は、オスにもメスにも「えいん腺」というにおいを出すところがあり、そこから強いにおいを分泌して、コミュニケーションの手段などに利用しているといわれています。
その「えいん腺」からとれる油を「シベット」といいます。「シベット」にはさまざまな物質が含まれているので、そのままでは人間にとって良いにおいではないのですが、不純物を取り除いて油をうすめると、ジャスミンのような香りになるそうです。いわゆる麝香の香りというやつですね。

特別展の会場に入ると、プ~ンとビントロングの香りが漂ってきます。是非、この機会に、シベットの香りを堪能してみてください(笑)
某クモザル飼育担当者Sさんとツキノワグマ担当のNさんにいわせると、犬の肉球と肉球の間のにおいだそうです??
マニアックすぎます…(汗)

決して不快なにおいではないと思います…多分。僕はけっこうビントロングの香りにはまってしまいましたよ!

ビントロングがやって来た!

毎年恒例の特別展の季節が、今年もやって来ました。

今回の特別展は、「夜の動物たち」と銘打って、レクチャールームを、昼と夜を人工的に逆転させて動物を展示する夜行性動物舎に作り変えて、夜行性動物の夜の様子を展示します。

展示する動物は、哺乳類から昆虫までさまざまですが、そのなかでもおすすめの動物がビントロングです。
ビントロングは、南アジアから東南アジアの森林に生息するジャコウネコ科の動物で、木登りが上手で体がでかい、全身真っ黒、動きがゆっくりといった感じの動物です。

なんか雰囲気は、レッサーパンダに似ているかな?全身真っ黒のチョイ悪レッサーっていうイメージです(笑)

それにしても、ビントロングっていう名前が良いですよね。今回千葉県にある東京動物専門学校さんから2頭のビントロングがやって来てくれました。大きいほうが「大トロさん」、小さいほうが「中トロさん」です(勝手に名前をつけてしまいました)。2頭とも非常に人なれしていて、かわいい子たちです。

特別展は、7月25日(土)から9月6日(日)までの開催になります。ビントロングを飼育している動物園は少ないので、この機会に是非会いに来てくださいね。

白いオシドリ!

フライングゲージに、新しく17羽(オス10羽、メス7羽)のオシドリが仲間入りしました。
そのうちの5羽(オス2羽、メス3羽)が白いオシドリです。白いオシドリは初めて見ましたが、なんとも不思議な感じがしました。白いオシドリのオスは、けっこう気が強そうです。オシドリのオスといえば、繁殖期はその独特の色彩が非常に鮮やかできれいですが、一般的なオスと白いオスと、メスはいったいどちらのオスを選ぶのでしょかねえ?疑問です。
白いオシドリについて、インターネットで検索してみると、何件か情報はのっていましたが、いまいち判然としませんでしたので、詳しい情報がありません。…すみません。
動物園へ起こしの際は、フライングゲージへ見に来てくださいね!

「トコちゃん」

ベンガルトラ、メス、1990年(平成2年)10月6日愛媛県立とべ動物園生まれの18歳。
飼育下でのトラの寿命はだいたい15~20歳ぐらいの間ですので、トコちゃんは、おばあちゃんトラです。
トコちゃんの最近の悩みは、足に自分の爪が少し食い込んでいて、歩くときに少し気になることです。
ネコの仲間は、普段は爪を引っ込めていて、イザという時に爪を出すことができますが、長生きのネコは、だんだん爪の出し入れができなくなり、出っ放しになったりします。
トコちゃんも、おばあちゃんになったから、爪が引っ込まなくなっちゃったのかな?爪切りで、爪を切ってあげたいけど、麻酔をうたないとそれはムリ!トコちゃん、麻酔きらいなんだよねえ~。これまで、トコちゃんに2度ほど麻酔をうったことのあるM獣医は、顔を覚えられ、完全に嫌われてしまいました。顔見るだけで逃げていってしまいます。動物のために良いことをしても嫌われてしまう獣医っていう仕事も因果な職業ですね(苦笑)
年も年だから、麻酔も簡単にうつことができません。爪とぎが出来るように飼育員さんがいろいろ工夫しているみたいですが、うまくいくとよいですね。
人工哺育で育ったトコちゃんは、人間大好きです。檻越しで飼育員やお客さんの近くを通るときは、鼻を鳴らして挨拶をしてくれます。「トコちゃん、体に気をつけて長生きしようね!」

レッサーパンダ舎新築工事始まりました (新獣舎建築中も、現獣舎にて通常どおりレッサーパンダはご覧いただけますので、ご安心を!)

10月のオープンを目指し、レッサーパンダの新獣舎建築工事が始まりました。9月には完成予定です。

茶臼山動物園では、現在9頭のレッサーパンダを飼育していますが、20年以上経った現獣舎はすでに老朽化しており、飼育スペースも不足しがちな為、動物園北口ゲートを入ってすぐの広場に、運動場12ヵ所(うち屋内運動場4ヵ所)、寝室18室(現在は7室)の規模の新レッサーパンダ舎をつくることになりました。

当園は、レッサーパンダに関して国内有数の繁殖実績をほこり、また他のどの動物園よりも間近でレッサーパンダを見ることができ、レッサーパンダの吐息まで感じられるような展示方法を取り入れていますが、新獣舎完成にあたっては、国内最大級の飼育頭数を目指し、今までの施設の良い面を屋内運動場に生かし、レッサーパンダの生息環境にあわせた展示を屋外運動場で再現するといった屋内と屋外のふたつのスペースを持ったレッサーパンダ舎になる予定です。

なお、レッサーパンダの展示については、新獣舎建築中も現獣舎にて通常どおりご覧いただけます。

来園者の皆様におかれましては、工事中なにかとご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

サル山の遊具

今月の動物オンラインクイズの問題にもなっているサル山の遊具の写真を掲載してみました!こたえは分かったかな?

江戸っ子爺さん!

お風呂好きの爺ちゃん達が、湯船で「ウィ~」とくつろいでいるようにも見えるこの風景。
温浴といって、動物園ではリクガメたちを稀にぬるま湯のお風呂に入れることがあります。こうすることによって、お腹の中で尿酸がたまって尿結石になるのを防いだり、排便を促したり体をきれいにしたりします。
温浴をしていると、ふとリクガメをスーパー銭湯に連れて行って、一緒に温めのお湯に入ってゆったりしてみたいなあ~なんて思ったりもします。でも、ウンチがプク~って浮いてくるんだろうなあ~。
写真は、浴槽にいっぱいカメさんが入っていますが、あくまで写真撮影用です。本当は、一頭ずつ別々に入れるんですよ。あしからず!

サル山リニューアル!

3月17日(火)、茶臼山動物園のサル山でリニューアル作業がおこなわれました。
市内の公園で不用になった遊具をもらってきて、職員が手作りで遊具を設置しました。ジャングルジム、滑り台、スプリングの乗り物などのほか、ロープやフロートで作った遊具、チップを敷き詰めた木枠、自然木などをおいて、サル山の中が大変にぎやかになりました。
リニューアル当日は警戒していたおサルさんたちも、次の日からは早速、子ザルや若いサルを中心に遊んでくれています。一番の人気はスプリングの乗り物で、ヒトと同じように上手に揺らして遊具を充分楽しんでいるようです。滑り台も上手に滑っていますよ。
今後もサル山が賑やかになるようにいろいろと計画していますので、様子を見に来てくださいね。

テディモルモット

これまで茶臼山動物園で飼育しているモルモットは、「短毛」と「巻き毛」という品種のものでしたが、このたび「テディ」という品種のものが新たに加わりました。
この「テディモルモット」は、短毛でちぢれた体毛が特徴で、触ってみると毛が少し固めでパサパサした感じがあります。
実は動物園には2月の上旬にやって来たのですが、2月下旬には4頭の赤ちゃんを出産しました。
この赤ちゃん達を3月20日(金)から子供動物園で一般公開します。触ってみたい方は、係員のお姉さんに声をかけてみてくださいね。

ゾウさんに雪だるまのプレゼント!

2月22日(日)に「ゾウさんに雪だるまのプレゼント」のイベントがおこなわれました。例年は2月といえば一年でもっとも雪のある時期ですが、今年は暖冬で茶臼山にも雪がほとんどありませんでした。しかし、このイベントを楽しみにしているアジアゾウの「フー子さん」のためにも、根性で職員が雪をかき集めてきて、昨年以上の立派な雪だるまが完成しました。
約1年ぶりに雪だるまにご対面した「フー子さん」でしたが、まずは雪だるまの飾りつけの野菜や果物をひとつひとう丁寧に拾って食べた後、雪だるまの頭部部分を鼻で一気に粉砕して、お客さんからの歓声を受けました。
その後は、雪だるまを相手に大格闘!勢いをつけてからの得意の後ろ蹴りが何度も炸裂し、巨体を生かしたお腹かゆいの攻撃やお口でパクパク攻撃などで雪だるまを粉砕しようと奮闘していましたが、今年の雪だるまは硬いのなんので、さすがの「フー子さん」も跡形も無く壊すまでには至りませんでした。
このイベントの様子をご覧頂いたお客さんはみなさん大歓声で喜んでいただきましたが、「フー子さん」にとっても良い遊び相手だったようです。次の日も雪だるまの残骸で遊んでいたのをみると、このイベントをとても楽しんでくれたのでしょう!

茶太郎くん猛反省中

冬のとある日、穏やかな天気に誘われて園内を散策していた「茶太郎くん」、久しぶりにオランウータンの「キッキ」と「フジコ」に挨拶しようとオランウータン舎の運動場へやって来ました。
運動場では、「キッキ」が午後の穏やかなひと時をマッタリと過ごしていたのですが、そこへ自分より体の大きな毛むくじゃらの物体が突然やってきたので、びっくりした「キッキ」は大暴れ。マッタリしている時間を邪魔するなと「キッキ」にしかられ、「キッキ」のご機嫌が直るまでオランウータン舎への近寄り無期限の停止処分を受け、猛反省中の「茶太郎」なのでありました。

レッサーパンダ

レッサーパンダの恋の季節になり、それにともなってパンダ舎もいろいろとあわただしくなってきましたので、ここで紹介したいと思います。
まず、1月23日(金)に当園で飼育中のメス「ココロ」のお婿さんとして、福井県鯖江市西山動物園から2歳のオス「チャオ(2006年7月6日生まれ)」がやって来ました。顔の白い部分がくっきりとした色男パンダで、さっそく「ココロ」と、おり越しでお見合いをさせています。夜、ライブカメラでご覧いただける部屋に「チャオ」と「ココロ」がいます。(掲載写真の個体がチャオです。)
つぎに、2006年6月20日生まれの「ツバサ」と「アイリ」が繁殖目的のため、それぞれ他園へ移動することが決まっています。レッサーパンダの恋の季節は1~3月頃なので、それに間に合うように遅くとも3月初旬には移動させることになるでしょう。
また、ベテラン夫婦の「キキ」と「セイナ」が同居を始めました。今年も赤ちゃんを皆さんにお披露目できるよう、約6ヶ月ぶりに2頭を再会させました。久しぶりに会ったにもかかわらず仲良し夫婦をみせつけてくれました。今年もかわいい赤ちゃんの期待“大”です。

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。
新春を迎え皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
本年もご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
  長野市茶臼山動物園職員及び動物一同

昨年は世界キャンペーン「2008国際カエル年」の年でしたね。当初2008年12月31日でカエル年の活動を終了する予定でしたが、終了期間が日本動物園水族館の会議において2009年3月31日に延長されました。これをうけ、当園でも期間を延長することとなりました。レクチャールームにおいて、ひっそりと「ミニミニカエル展」を開催しております。アフリカウシガエルさんもひっそりと展示していますので、動物園にお越しの際は、レクチャールームまでひっそりと見に来てね。