このたび当園で飼育しているチンパンジーのオス「アツシ(25歳)」とメス「カコ(27歳)」の2頭が、繁殖目的の為、福岡県の福岡市動物園へ旅立つことになりました。
福岡市動物園では現在、メスのチンパンジーのみ3頭が飼育されており、オスの「アツシ」は群れのリーダーとして今後の繁殖が期待されています。
2頭は5月16日(火)に茶臼山を出発し、翌日に福岡市動物園へ到着予定です。
2頭が旅立った後、当園のチンパンジーはオス「タダシ」メス「ミセス」メス「ミミ」の3頭になります。
出発前日の5月15日(月)より、「アツシ」と「カコ」の展示は中止となります。残る3頭の展示も16:00までとなりますのでご注意ください。16日からは通常の展示時間(16:30まで)に戻ります。
※写真のチンパンジーは、アツシくんです。
2月に旧ライオン舎から新ライオン舎へお引っ越したキュウゾウくんとつむぎちゃん、新しい環境(屋内展示場)にも1週間ぐらいで慣れてリラックスした状態でした。
外の運動場には気温や運動場の植栽の関係で3月28日に初めて出しました。つむぎちゃんは5分ぐらいですぐに外に出たのに対し、キュウゾウくんのほうは30分くらいかかりましたが、出てからは2頭とも外の環境が気に入ったようで、翌日からは朝から「早く外に出して」アピールをするほどです。
いよいよ4月22日(日)のオープンで一般公開が始まります。
基本的には天気の良い日は外の運動場に、天気の悪い日や寒い日は運動場と屋内展示場をフリーにして飼育展示しています。
朝は、開園時間とほぼ同じぐらいの時間に2頭を運動場に出すのですが、キュウゾウくんは運動場と観客通路の間の展示ガラスにおしっこのスプレーをするのが日課になっていますので、もしかしたらそんな様子もご覧いただけるかもしれません。また、運動場に出たすぐ後と夕方に寝室に戻る直前はテンションが高いので2頭の追いかけっこなどもみられるかもしれません。アクティブな様子をご覧になりたい方には開園すぐと収容時間の夕方4時頃がおススメです。また、昼間は寝てくつろいでいることが多いので、バックの雄大な景色を背景に写真を撮るには昼間もおススメですよ。
新ライオン舎に引っ越しても相変わらずラブラブの2頭にぜひ会いに来てくださいね♫
※ライオンの展示は夕方4時までとなっております。ご了承ください。
当園で飼育しているレッサーパンダの「チャオ」(オス:16歳7ヶ月)が、心不全のため2月18日(土)未明に亡くなりました。
いつもと変わらない様子で担当者の姿を見つけると、リンゴをおねだりするために元気に鳴いたり、金網を登ったりする様子が見られていましたが、亡くなる4日ほど前の2月14日(火)頃から元気がなくなり、少しずつ食欲が落ちていました。
「チャオ」は2006年7月6日に福井県の鯖江市西山動物園で生まれ、2009年1月23日に茶臼山動物園に来園しました。来園後、メスの「アジサイ」との間に8頭、「ノン」との間に6頭の赤ちゃんが生まれ、2021年には孫にあたる「キナコ」と「アンコ」も誕生し、たくさんの子宝に恵まれた立派なお父さんパンダでした。また、きりっとした顔立ちと男らしい性格のイケメンパンダで、多くのファンの方々に愛されていました。レッサーパンダとの接し方にまだ慣れていない新人担当者にはきびしい一面も持っていましたが、時折見せるお茶目な仕草に担当者達は日々癒されてきました。
「チャオ」には、もっと長生きをしてもらい、「チャオ」が残してくれたたくさんの子供たちと、これから生まれてくるかもしれない孫たちの成長を優しく見守っていてもらいたかったのですが…。たくさんの人々を笑顔にしてくれた「チャオ」の冥福を皆様とともに祈りたいと思います。
※2023年2月27日(月)から3月31日(金)までの間、「レッサーパンダのおうち」内に天国の「チャオ」へのメッセージを記入していただくためのノートを設置いたします。(2月27日は休園日ですが、「スペシャルサンクスズー」開催日のため、茶臼山動物園サポーターの方のみ入園することができます。)
4月にオープン予定の新ライオン舎の準備が、現在、着々と進められています。
この2月にはライオンたちが現在の猛獣舎から新ライオン舎へお引っ越しをすることになっています。引っ越した後は、新しい環境に慣れてもらうために、しばらくは展示を中止して様子を見ることになりますので、ライオンたちをご覧いただけなくなります。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
お引っ越し日は、休園日の2月20日(月)の予定ですので、現在の猛獣舎での展示は2月19日(日)までとなります。
新ライオン舎オープンまでの情報は、SNS等で随時お知らせしてまいりますので、楽しみに待っててくださいね。
12月に入り、このところ気温も一気に下がり冷え込んでまいりました。
小獣舎の人気者、ビントロングの「シュート」と「キャッチ」たち、夏の間は運動場のオリの真ん前までやってきてお客さんたちに愛嬌を振りまいていた2頭も、このところ暖かな暖房の所でじっとくつろいでいることが多くなりました。
ビントロングは暖かな東南アジアに生息する動物なので、寒さが苦手です。動物園では冬の間は、運動場と暖かな寝室とを自由に行き来できるようにして展示しています。そのため寝室に入っている時は姿をご覧いただくことが出来ません。これからの季節はほとんど寝室で過ごすことが多くなります。
ビントロングたちが活発に動き出すのは5月頃になります。またその時期まではしばしお別れです。ただ冬季でも天気が非常に良い日などは稀に日向ぼっこなどもしていることがありますので、一応覗いてみてくださいね。
1989年11月21日生まれのフジコちゃん、今年で33歳になりました。
今年は11月20日(日)が日曜日なので、この日にお誕生日会を行いました。
誕生日会では、飼育担当もプレゼントを用意していましたが、それ以上に「フジコ」ファンの皆様からたくさんのプレゼントをいただきました。リンゴ、洋ナシ、ブドウ、柿などたくさんのフルーツのほか、帽子や絵本など、フジコちゃんの大好きなものばかりたくさんいただきましたので、一度に全部ではなく何日かに分けてプレゼントしていくことにしました。当日の一番のお気に入りはシャインマスカットでした!どのフルーツよりも真っ先に手に取り、一粒一粒をかみしめながらおいしそうに食べていました。他のフルーツを食べている時も、実のなくなったぶどうの枝を時々しゃぶって愛らしい表情を集まってくれたお客さんに見せていました。
オランウータンの森の施設にもすっかり慣れたフジコちゃん、これからもフジコらしく元気でいてね!
プレゼントをいただきました皆様、また誕生日会にお越しいただいた皆様、フジコに代わりましてお礼申し上げます。
8月1日(月)~21日(日)の期間に募集していましたヤマアラシの赤ちゃん(オス、2022年6月10日生)の名前が「にくまん」に決定しました。
茶臼山動物園のヤマアラシには代々中華料理の名前が付いており、今回も中華つながりで呼びやすくかわいらしい?、兄弟たちと同じ文字数ということもあり、この名前に決定しました。
応募総数1801点の中で、「にくまん」とご応募いただいた方は22名いらっしゃたので、厳選な抽選の結果、以下の3名の方を命名者とさせていただきました。
たくさんのご応募ありがとうございました。名前の付いた「にくまん」に会いに来てくださいね!
■応募総数:1801点
■命名:「にくまん」(応募者数22人)
■命名者(抽選の結果3名):☆松橋 樹 様(長野県) ☆中川 あかり 様(長野県) ☆おくしょ ゆいな 様(兵庫県)
■命名式:10月16日(日)10:30~ 子供動物園東屋にて開催
6月10日(金)に生まれたヤマアラシの赤ちゃん(オス)の一般公開が8月1日(月)より始まります!
公開時間は、天候の良い日の午後1時30分から3時頃までで、お母さんの「チャーハン」と赤ちゃんを運動場にて展示します(ただし、その日の天候や親子の体調等によっては、予告なしに展示時間を変更または展示中止する場合がありますのでご了承ください)。
一般公開と同時に赤ちゃんの名前募集も入園者対象で8月1日(月)~21日(日)の期間に実施します。
こちらは、子供動物園に設置してある用紙に赤ちゃんの名前と必要事項を記入して応募箱に投函してください。
ぜひかっこいい名前を考えてくださいね。みなさんのご応募をお待ちしております。
当園で飼育しているライチョウのメス2羽が6月21日より2羽で計11個の卵を抱いて抱卵に入っていましたが、そのうち2個の卵からヒナが孵化しました。
孵化日は、7月15日に1羽、16日にもう1羽で、孵化からおよそ2週間がたちましたが今のところ2羽とも元気に活動し食欲も良好です。
早朝と夕方には親子を運動場に出して散歩をさせていますが、基本的に開園時間外であるため姿をご覧いただくことは出来ません。
ヒナがこのまま無事成長すれば、この親子は8月には中央アルプスへ里帰りする予定です。
ライチョウのヒナは生後1カ月までは非常に死亡率が高く、飼育が難しい動物です。これからのヒナの成長を温かく見守っていただければ幸いです。
今年の4月1日に北海道旭川市の旭山動物園動物園から茶臼山にやって来たアムールトラの「新(シン)」の一般公開が、いよいよ7月15日(金)よりスタートします。
来園してから新しい環境に慣れさせるため、ゆっくり様子を見てきましたが、ようやく室内や運動場で落ち着いて過ごせるようになってきました。まだちょっぴり臆病ですが、水遊びが大好きでよく遊んでいます。
公開時間は開園時間内(9:30~16:30)ですが、メスの「和(ナゴミ)」と交代で運動場を使用しているため、室内または運動場での展示となります。
メスの「和(ナゴミ)」とは柵越しに毎日顔をあわせていますが、お互いに鼻を鳴らして挨拶をしあう良い関係です。